階段のぼりかけ

ただのチャットモンチーファンブログです

こなそんフェス2日目 at アスティとくしま 2018/07/22 感想

2日目の感想です。初日の感想はこちら↓

ddfl.hatenablog.com

 

 前日は買えなかったグッズを買うべく、早起きしてアスティに向かおうと思うも二度寝×2で結局全然早くない時間の出発に。MLBの中継をだらだら見てましたが、エンゼルスグランドスラムを被弾したところでTVを消し、アスティに向かう。行きのバスの運転手さんが阿波弁をいろいろ紹介してくれてちょっと和みました。

 

ほどなくして会場に着くと、すでにグッズの待機列がとんでもない。今日も無理だなと早めに観念しました。サラバちゃんくまTシャツ。

 

そんな訳でそそくさとリストバンドを交換し、12時頃には会場入りしました。今日の席を確認すると、前日 (中央ブロック) とはうって変わって端のブロックの端っこも端っこ。これステージが見切れるやつじゃん。ラストステージの今日こそ真ん中で見たかったな...とか思っていましたが、この思いは意外なほうへと向かうのでした。

 

開演は13時なので、そこそこ手持ち無沙汰に。外のフードエリアは大層な人混みだったので、屋内で昼食にしようと思い、こなそんショップさんでフィッシュカツを頂く。が、これが思いがけず大ヒット。香辛料の効いたパンチのある味で、なかなかクセになりそうな味でした。実はこの日、もう一回食べようと思って再び店を覗きましたが、既に売り切れていたようで残念でした。美味しかったです。

 

さて、再び会場の話へ戻ります。この日も開演前に、チャットのふたりが前説に上がりました。本日のMC、宇都宮まきさんと共に注意事項の説明をしてから、遂に2日目の火蓋が切って落とされました。

 

 

▶Hump Back

 

トップバッターは本日最年少、大阪出身 (そういえば昨日のyonigeも大阪だった) のHump Back。食い気味に始めたのはいきなりチャットのカバー、"湯気"!トリビュート盤でも個人的ベストトラックのこの曲がいきなり聞けるなんて。そういえば前日は誰もカバーやってなかったですね。

 

音をミュートせずにやってたギターのチューニングも無骨でGood。会場は広いけれど、あれだけでライブハウス感が出ますね。

 

曲もMCも、青いと言えばその通りなのだけれど、そういのがワタシは大好きです。頼もしいなあと思いました (何様)。チャットへの思いが強すぎて、トップバッターにしていきなり涙だったのも、多くのお客さんの気持ちを代弁していたのではないでしょうか。会場も1アクト目とは思えないほどの人入り、盛り上がりでした。

 

25分をあっという間に駆け抜けて終了。YouTubeで聴いて一番気に入っていた"嫌になる"を演らなかったのは残念だったけれど、こんな日だからね。またいつかの機会を楽しみにします。

 

▶四星球

 

チャットと同郷、あっこちゃん (福岡晃子) とは大学も同じどころか誕生日まで同じとかいう奇縁を持つバンドです、という説明は不要でしょうか。

 

ネタが満載すぎて、それをいちいち解説するのは野暮だと思うので一点だけ。あっこちゃんのお父さんのお面が出てきた時点で、本人が登場するのを読めなかったのは悔しかったです。でも"蛍の影"をえっちゃん (橋本絵莉子) とデュエットで聞けたのは粋な計らいで嬉しい。しかしどこからどこまでが台本なのだろう。

 

会場内のBGMは両日ともに出演者ゆかりの曲が流されていたのですが、その中でも結構な頻度でかかっていたと思われる"クラーク博士と僕"の特別バージョンがこの日のラスト曲。そこで指摘されて初めて気づいたのだけれど、武道館の"サラバ青春"の白い字幕は白衣装に被ってて見えにくかったらしいですね。当日は目の前のことに一生懸命かつ字幕見なくても歌えるので、全然気付きませんでした。

 

ただ、「完結」をひたすら「完成」と言い換えていたのはなんだったのでしょう?単純に間違えていたのか、「完成」と「歓声」で韻を踏んでいたときがあったのでそっちに合わせていたのでしょうか。

 

終演後、一旦外に出て海陽町 まぜのおかさんの阿波尾鶏とり天をいただく。かなり早い夕飯のつもりでいただきました (遅い昼ごはんなのでは?)。非日常に来るとどうしても雑な食事ペースになるね。それにしても昨日からとり天ばかり食べている。それとデザートとして、里山みらいさんのブースで販売されていたフローズンヨーグルトをいただきました。

 

Hump BackのCDを購入するなどしていたら尼神インターさんは全く見れず、次のアクトへ。

 

▶THE イナズマ戦隊

 

サウンドチェックは本人たちによる郷ひろみさんのカバー。自分たちでサウンドチェックをするのはベボベやEGO-WRAPPIN'もやってたし、それを見れるのはフェスならではだよなーとか思っていたら、どうも到着が遅れるというトラブルがあったらしい。そのせいかどうかは分かりませんが、本人たちが登場ということになりました。軽く挨拶をして一旦はけ、程なくしてライブはスタート。

 

"ズッコケ男道"のセルフカヴァー (?) も演るなど、基本的には初見の人にも優しめの進行。ここに来て気づいたけれど、両日ともにギターが1本のバンドが多かったですね。

 

初見も初見だったけれど、こういう機会でもないと見なかったでしょう。

 

この後にはテツandトモさんが登場。割と直撃の世代なので見ておこうかと会場に残る。テツさんの動きが激しすぎて笑いました。そして一部分だけですが披露される"Magical Fiction"。噂は聞いていましたが、歌がとても上手かったです。

 

森山直太朗

 

もしかしたら今日一番アウェーだったのはこの人かもしれません。ワタシも含めて多くの人は"さくら (独唱)"の印象が強いかもしれませんが、ステージには弦も含めたバンドが登壇。そして始まったステージは、ここがロックフェスということを意識してかかなりロック色の強いものでした。ロック色なんてビミョーな言葉を使うのは見逃してね!

 

本人の動きやMCも四半世紀前のロックミュージシャンのそれのようで、前述のイメージとは真逆でワタシは楽しめましたよ。単独とかでもそうなのでしょうか。どうしてもナイーブな印象を歌からは受けてしまうのですが、ああいうキャラでそのバランスが取れるのかなあと思って見てました。

 

完全に予想外だったのは、中盤でチャットのふたりを呼び込んで"世界が終わる夜に"をプレイしたこと。必ずしもフェス向きではないと思われるこの曲を、わりかし原曲に忠実なアレンジで披露してくれたのは嬉しいサプライズ。チャット目当てのファンに対しても楽しめる配慮が為されていたあたり、フェスに出演してショウをするという意識の強さを感じました。

 

ワタシのような好奇の目が強かった人でさえ、"さくら"を生で聞くと「ああ、いいもの見れたなあ」という気持ちになるのですから、誰が見ても充実のパフォーマンスだったのではないでしょうか。まあ現金なものですが!!!

 

終演後は約1時間の休憩。この後のメンツを考えると、外に出られるのは実質この時間が最後でしょう。という訳で、気になっていたclub GRINDHOUSEさんのライブハウスの賄いうどんをいただきました。はっきり言って普通のうどんでしたが、最後に向けて気合いが入りましたよ。

 

スピッツ

 

前日には香川にいた縁か、それとも所縁のあるバンドゆえの出演か、まあ何でもいいのですがこのバンドを見れる機会を逃す訳にはいきません。日本ロックの至宝、スピッツです。

 

もう、とにかくドラムの崎山さんがべらぼうに上手い。手数なら初日、yonigeのドラマーが超タイトなドラムをぶっ叩きまくってましたが、そういう上手さとはまた違って、すごくジャストな打点で鳴らしていました。これを見れただけでもう今日の元は取れたと思うぐらい、素晴らしいドラムでした。

 

そして2曲目に、特に何の説明もなく"シャングリラ"が来るのだからビックリ。もちろんチャットのカバーです。過去に共演したときに演ったことがあるそうなのですが、これまた滅茶苦茶いいもの見れたなあと思いました。

 

ドラムも終始すごかったですが、ギターのトーンも絶品でした。曲や詞がいいのはもちろんのこと、演奏陣まで盤石なのでちょっともう、圧倒されるというのがいちばん感触としては近かったですね。

 

"スピカ""運命の人"というワタシの大好きな2曲もプレイされ (ぶっちゃけ演ってくれるとは全然思っていなかった)、短すぎる持ち時間は終了。超ミーハーだけど、単独も行ってみたくなりました。でも絶対チケット取りづらいんだろうね。

 

転換中はヤンシー&マリコンヌさんがオンステージ。めったやたらキレッキレな歌とギター、そしてダンスにしょうもなすぎるネタ。披露していたネタは配信もされているそうなので、気になった人は入手してみてはどうでしょう。ちなみにApple Musicでストリーミング配信もされていました。

 

そしていよいよラストステージへ。

 

チャットモンチー

 

正真正銘、これがラストライブ。だというのに、スタートは大袈裟なイントロダクションなどもなくふたりがささーっと出てきてちょっと喋ってからの、"きっきょん"。昨日と同じスタートですが、あまりのラスト感のなさにちょっと笑えてきました。これでもけっこう構えてきてるんだぜ。

 

 初日同様、どんどんドラマーを交代しながらプレイしていくスタイル。これはもう分かっていたので何の気兼ねもなく楽しめる。まずは美咲 (Hump Back / dr) さんと"恋の煙""湯気"。"湯気"は本日2回目、個人的には通算3回目。さすがにちょっと緊張したプレイでしたが、大役を無事勤めていました。

 

7月に入ってからチャットを見るのもこれが3回目だけど、こんなに集中的に同じバンドを見る経験なんてそうはないので嬉しい反面、これが最後という寂しさもままなりません。見てる最中はそんなことあんまり思わないのだけれど、振り返るとそう思ったりもしてしまう。

 

出順通りというべきか、次はモリス (四星球 / dr) さんとプレイ。転換に演奏に、四星球メンバーも休まないで出てくる。あんな格好で出てきたら笑って歌えないでしょう。

 

初日の"コンビニエンスハネムーン"が今日はセットリストから外れていたり、逆に"湯気"がセットリストに入ってきたりと、微妙に違いのあった2日間でしたが、久保裕行 (THE イナズマ戦隊 / dr) さんとは前日の小藪さんセクションと同じく"風吹けば恋""真夜中遊園地"のアップテンポな2曲をプレイ。"真夜中遊園地"のフィードバックは武道館を合わせても、一番いいフィードバックでした (ワタシ比較)。こういうのが最後に決まるのも今日だけは寂しい。

 

THE イナズマ戦隊のドラマーまで呼んでしまうと、もう残っているのはスピッツしかないようなものだし、まさかねと思っているとそのまさか、次に出てきたのは崎山龍男 (スピッツ / dr) さん!セミファイナルでプレイされるのは、これまたまさかまさかの"ツマサキ"!!! 武道館で"惚たる蛍"も"サラバ青春"も聞けたので、こんな短期間に『chatmonchy has come』の曲が6曲中4曲も聞けるなんて、感激。

 

そして最後にプレイされるのはやはり、"シャングリラ"です。スピッツがカバーしていたのでこの日2度目の"シャングリラ"、2日目は初日と打って変わってチャットの曲をカバーするバンドが多かったですね。

 

初日では発射された銀テープの発射もなく、おそらくこれが最後の曲だというのに最後という実感があまり湧かない。泣くかなと思ったけど全然泣けないし、何だか自分が今どんな精神状態なのか分からないまま過ぎていったように思えます。そんな頭で一瞬考えたのは、武道館を見に行けてよかった、こなそんにも来れてよかった、みたいなことでした。

 

この2日間のチャットのステージを見て思ったのは、湿っぽくならずに終わるのもいいなってことでした。えっちゃんもフェスで終わるのはおすすめですって言っていたけど、感傷に浸っているヒマはなかったです。楽しかったので。

 

それだけに、武道館の真っ向勝負なライブを見れて良かったなと思いました。あれがなかったらきっと、まだあれも聞きたい、これも聞きたいとなって、きっと終わりを受け入れられなかったでしょう。とても丁寧に、かつ大切にチャットモンチーを終わらせてくれたのだと思います。そう考えると「すごい」完結ですね。

 

アンコールはなしで、宇都宮さんが出てくる。彼女に呼ばれて太鼓を叩きながら出てきたのは、くみこん (高橋久美子) でした。2日続けてのオン・ステージ。

 

そしてしばしの転換を経て、最後のアクトである阿波踊りが始まりました。蜂須賀連さんの迫力あるステージももう2日目ということで、お客さんも勝手が分かったのか初日よりも歓声や拍手が多く起きていました。

 

蜂須賀連の演舞の後、かもし連が登場。かもし連は場内を一周してくれるのですが、ということは。ここ、端っこのほうの席だから真横を通ってくれるじゃん!!!今更になって気づきました。

 

...ちょっと今年一番くらいの嬉しい出来事でしたね。ずっとずっと憧れだった人たちが、あんなに近くにいるなんて。めっちゃ手を振りました。もうこの記憶だけでしばらく生きていけます。ちなみに、銀テープはかもし連がステージに帰ってきてから発射されました (この日は拾えず)。

 

少し話が繰り返しになりますが、武道館が終わってもワタシ全然泣けなかったんですよね。何でだろうとずっと考えていたんですが (別に泣くことが感情のすべてではないと思いつつも)、多分こなそんがあったから武道館で終わり、って感じじゃなかったせいだと思いました。

 

だからいよいよそのラストステージを見終わった時、自分がどういう精神状態になっているか全く読めなかったんですが、さっきも書いた通り意外と冷静でした。人間、経験してみないと分からないね!!!

 

チャットが完結したとはいえ、彼女たちの作ってきた音楽はこれからも聞けるわけだし、正直なところあんまり「終わった」って感じはしないんですよね...。なのでどちらかというと、気持ちの落とし所を作ってくれたって感じのほうがワタシ的には近いかなあ。

 

さっきはふざけて書いたけど (ただし冗談ではない)、ラストステージのあの場所、あの空間にいれたことは大切な記憶になりました。チャットモンチーを好きで本当によかったです。新しい音楽、新しいライブが見れないのは寂しいけれど、それさえいつまでも今日と同じ気持ちではいられないでしょう。

 

だから、最後の瞬間を楽しいという記憶で終われたのはとてもよかったです。ワタシはこの記憶を美化しながら生きていきます (大げさだね)。だから、悲しい気持ちもなくありがとうと言えます。ありがとう、チャットモンチー

 

"青春の一番札所"が流れる中、こなそんフェスは閉幕となりました。チャットモンチー無事完結です。ワタシは例によって例のごとく歩いてホテルに帰る。2日目はGoogle Mapを1度も見なかったけど無事たどり着きました。