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ただのチャットモンチーファンブログです

極私的チャットモンチーBEST SONG&ALBUM 2017年版

 ブログを作ったらぜひやってみたかったことがあって、それは年間ベスト企画なのです。しかしチャットモンチーのことしか書いてないこのブログ、新譜に限定してしまうと『Magical Fiction』のことしか書けない… (『橋本絵莉子波多野裕文』もあるけどね)。余談ですが、チャットモンチー以外で年間ベストを挙げるならばLorde『Melodrama』とKREATOR『Gods of Violence』です。

 

 ならば、今年よく聴いていた曲や、思い入れが強くなったアルバムでならベストが作れるのではないか?と思った次第です。という訳でちゃかちゃかピックアップしてみたら、ものの見事に偏りました。「これがチャットモンチーのおすすめだ!」的なリストではありませんが、何かの参考になればこれ幸いです。前置きが長くてもしょうがないので、早速いってみますね。

 

もくじ

 

 

アルバム編

 

3.YOU MORE

 

【特典QRコードステッカー無し】YOU MORE

 

 1位2位は割と迷わなかったけれど、3位は結構迷いました。『生命力』と『chatmonchy has come』、そして『YOU MORE』がデッドヒートを繰り広げる中、そういえばこのブログを始めるとき一番聴いていたのがこのアルバムだったことを思い出し、3位に選出。最近もよく聴いているのでした。 

 

 

 

2.耳鳴り

 

耳鳴り

 

 記事を書く時に繰り返し聴き続け、大好きだと再確認した1st Album。改めて聴くと、“さよならGood bye”や“おとぎの国の君”がいいなと思います。白眉なのはM-8“恋の煙”〜M-10“終わりなきBGM”の流れで、やっぱりマジックかかってるなあ。

 

 

 

1.共鳴

 

共鳴(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 1位は現時点での最新作、2015年の『共鳴』を選出。とは言いつつ今年になってはじめて聴いたので、初聴きのインパクト込みではあるのだけど、それを抜きにしても素晴らしい完成度、バラエティに富みながら一本芯の通った内容で間違いなく傑作です。そしてなぜかワタシは、『耳鳴り』に近い印象を受けるのです。

 

 

 

ライブ編

 

5.拳銃 (from『足跡〜2005-2011〜』)

 

 まずは2011年開催の『YOU MORE前線』ツアーから、Zepp Osaka公演の“拳銃”を。安定した演奏ではありませんが、その荒々しさがかえって印象的なアクトです。特にえっちゃんのボーカルが振り切れていて、これを聴いてしまうと音源が物足りなくなってしまいそうです。ただし、歌詞や当時の状況を思うとちょっとしんどくなることは書かねばなりません。けれど、それも込み込みでこのパフォーマンスなのでしょう。

 

 

 

4.満月に吠えろ (from『ときめき / 隣の女【初回生産限定盤】』)

 

 シリアスな“拳銃”から一転、あっこちゃん曰く「文化祭」な、見ていて楽しい“満月に吠えろ”を選出。2014年の『9周年記念ライブ“9愛”』、Zepp DiverCity (Tokyo) にて収録されたアクトです。共演バンド全員とゆるキャラがステージ上に溢れかえり、あっこちゃんがギターを弾く (でかいセミアコ、恰好いい)、言っちゃえばカオス極まりない映像ですが、不思議と泣けてきます。そして笑える素晴らしい映像。

 

 

 

3.こころとあたま〜湯気 (メドレー / from チャットモンチーと機械仕掛けの秘密基地ツアー 2017)

 

 今年開催の『チャットモンチーと機械仕掛けの秘密基地ツアー 2017』より、セットリストの終盤で披露されたファストな2曲のメドレーが3位です。“こころとあたま”も“湯気”も大好きな曲なのですが、まあ生で聴ける機会はないだろうと思っていたところでプレイされ、ワタシは度肝を抜かれました。同ライブから選びたい曲はいくらでもあるんですが、メドレーがあったことは誰かが書いとかなきゃいけないだろうということでひとつ (何の義務やねん)。

 

 

 

2.恋の煙 (from『WASH THE LIVEHOUSE ‘09@Zepp Tokyo』)

 

 2009年の『いま一度ライブハウスを洗濯し申す!ツアー』ファイナルより、アンコールで演奏された“恋の煙”が2位です。というのも最近『3人の居所』を入手しまして (今更!)、そのインタビューやライブレポートを読んでいくと、色々複雑な思いや葛藤も抱えたツアーだったことが分かったのですね。なのでこのツアーの映像から1曲選びたかったのです。正直、本編最後の“恋愛スピリッツ”とどっちにしようか迷ったのですが、オーディエンスの反応やパフォーマンスの機微も含めて象徴的だった“恋の煙”を選びました。

 

 

 

1.恋愛スピリッツ (from『チャットモンチー レストラン スープ』)

 

 この1曲のために『チャットモンチー レストラン スープ』を手に入れたと言っても過言ではないくらい、ベストアクトもベストアクト。マイクを通さずに冒頭のアカペラを歌うなど、スペシャルさもあるアクトです。しかし、それ以上に強調しておきたいのは、イントロからアウトロまで、集中が途切れないところなのですね。この2つが合わさり、映像化されている“恋愛スピリッツ”史上最高と言ってもいいほどのパフォーマンスとなっているのです。2007年、日比谷野音にて起きた奇跡。

 

 

 

  (...えっ?一曲も動画ないのって?代わりにオススメをひとつ貼っておきます)

 

www.youtube.com

 

 

 

曲編

 

10.ほとんどチョコレート

 

 今年リリースの19th Single『Magical Fiction』より、表題曲ではなくc/wの“ほとんどチョコレート”を。イントロの「トン トン トン」からして、純粋というか狂気というか、何とも言えず最高ですね!要するに可愛いのです。二人称にも普段は出てこない「お前」が出てきたり、近作では珍しい初期えっちゃんな歌詞に見えますが、受ける印象はそれらと違っており、意外と達観や諦観を感じるのでした。「トン トン トン」が笑っているようでもあり、諦めているようでもありでグッときます。それを聴くために何回聴き返したことか。

 

 

 

9.例えば、

 

 6th Album『共鳴』より、西加奈子さん作詞の“例えば、”。えっちゃんの作曲能力が遺憾なく発揮されている曲です。とにかくメロディーが素晴らしく、でもどこか懐かしい旋律で、初聴きの時から馴染んできました。思えばえっちゃんは自分以外の人が書いた歌詞に曲をつける天才だったじゃないか。

 

 

 

8.変身 (GLIDER MIX)

 

 オリジナルは5th Album『変身』のタイトルトラックですが、ここで選出したのは16th Single『こころとあたま / いたちごっこ』のc/wとして収録されたリミックス版のほうです。実はワタシ、このリミックスの存在を知らずにライブで初めて聴いたので、中間部でラップが始まったときは何事かと思いました…。でもそのおかげでインパクトは大。group_inouと一緒にやったライブ映像もいいですね。

 

 

 

7.惚たる蛍

 

 ここまで2人体制以降の曲が続きましたが、7位は一気に巻き戻って『chatmonchy has come』から“惚たる蛍”を。『chatmonchy has come』の記事を書いてる最中、一番聴いていたんじゃないかってぐらい聴いてたのが選出理由です。ライブ映像を見ると結構頻繁に演奏しているので、(とりわけ初期は) 自信のある曲だったのかなあと今になって思ったり。

 

 

 

6.親知らず

 

 2nd Album『生命力』から“親知らず”。なぜかこの曲のメインリフをずーっとコピーしてる時期がありました。なのでベストリフ賞的な選出。

 

 

 

5.こころとあたま

 

 5位には再び『共鳴』から、“こころとあたま”を。ファストな#系の曲というだけで最高なんですが、歌詞がやっぱりいいですね。そして絶対同意を得られないだろうと思いつつ書きますが、“風”の系譜だと思うのです。

 

 

 

4.さいた

 

 このブログを始めようと思った動機はいくつかあるんですが、この“さいた”の存在を知ったというのもそのひとつなのですね。正確に言うと知ってはいたのですが、ちゃんと聴けたというのが大きいです。この曲のおかげで、アマチュア時代からあった曲たちと、デビュー以降の曲たちの間がワタシの中で何となく埋まりました。でも別にこの曲がその中間という訳でもないのだけれど。なるほど、これがミッシングリンクだったのかあ (大袈裟)。

 

 

 

 さあ、ここからベスト3ですよ!

 

 

 

 

3.飛翔

 

youtu.be

 

 ベスト3なのに、いきなりチャットモンチーの曲じゃないじゃん!でも良かったんだもん、許してね。“majority blues”にも感じましたが、えっちゃんの歌詞において視点が過去に向いたときには筆致がこうなるのかと印象的で、やっぱり天才じゃないかと思いました (アホみたいな感想)。『橋本絵莉子波多野裕文』のリードトラック。

 

 

 

 

2.恋の煙

 

youtu.be

 

 なぜか今年はやたらと“恋の煙”が随所で出てくる年でした。ツアーで聴き、ライブ作品で聴き、MVを見返し、そして音源を繰り返し聴くという。どれも違った印象でかつ象徴的だったので、2位にしてみました。

 

 

 

 

 

1.いたちごっこ

 

youtu.be

 

 私的2017年のベストは『共鳴』収録の16th Single、“いたちごっこ”です。サビは何度聴いても涙が出てくる、チャットモンチーがたどり着いた素晴らしいブルース (曲調のことではないよ!)。それだけに、この詩情の行く先をチャットモンチーで見たかったのも事実なのです。ラストアルバムではそれが見れるでしょうか。以上、諸々含めて1位選出です。

 

総括

 

  完結宣言という特大ニュースがあった2017年ですが、正直なところ、そこまで選出に影響はないです (インパクトはあれど、完結するのはまだ先のことなので)。

  それよりもリストを見れば分かる通り、『共鳴』以降の曲が多くを占める結果になりました。理由は単純で、ワタシが『共鳴』〜『Magical Fiction』の曲たちを聴いたのが今年だからです。曲編のところにも書きましたが、“さいた”がミッシングリンクならば、『共鳴』以降の曲たちはちょっと離れていた相手の近況報告のような感じで、それがワタシにとってはとても勇気をもらえるものだったのですね。なので、多めの選出となっています。

 

 そして、ブログを書くにあたって集中的に聴いていた曲・アルバムも印象的でした。特に『耳鳴り』は元々大好きなアルバムでしたが、今聴くとよりアルバム曲が好きになったのです。その代わり、相対的に『告白』〜『変身』の曲はあまり選べませんでした。これはまた来年。こんな感じで、新しい曲と古い曲が印象的な2017年でした。

 

 しかし、それにしても“風吹けば恋”も“染まるよ”も、ましてや“シャングリラ”すらないリストってどうなのよって思いますが、あくまで極私的ベストということでどうか。そして、年内にもう一本更新できるかな…。読んでくれてどうもありがとう。