階段のぼりかけ

ただのチャットモンチーファンブログです

小出祐介 (Base Ball Bear) の新プロジェクトに福岡晃子が参加

Base Ball Bear小出祐介さんが自身主宰の新プロジェクト、マテリアルクラブを始めるそうです。発表から1日経ちましたが今日やっと音をちゃんと聞けたので、そのご紹介を。

 

↓ホームページ

マテリアルクラブ | Special Site

 

どんなプロジェクトなのかというと、以下HPから引用。

 

Base Ball Bear 小出祐介主宰の、ソロでもなくバンドでもなくユニットでもなくグループでもなく

新音楽プロジェクト =“マテリアルクラブ” 。
盟友・福岡晃子チャットモンチー済)を制作パートナーに迎え、閃きのままに
繰り広げられる(ほぼ)はじめてのDTM
作りたいものを、作りたいときに、作りたいだけ作ります。

 

マテリアルクラブ HPより引用

 

ということなので、この書き方だとあっこちゃんも深く関わっていくみたいですね。なのでこのブログでも紹介しようと思った次第です。

 

そんなマテリアルクラブですが、その1曲目として"00文法"という曲が公開されています。YoutubeにティーザーがUPされており、フルサイズの配信も各種サービスで始まっていますね。ワタシのサブスク環境はApple Musicなのですが、こちらでも既に配信開始となっていたので同環境の方は参考にしてみてください (9/6時点)。

 


マテリアルクラブ / 00文法 -teaser-

 

DTMということもあり、あっこちゃんがほとんどのサウンドデザインを手がけた『誕生』を経過した音という感じがします。けれど上に乗るファンキーなノリは小出さんならではですね。

 

現時点で発表されているのは"00文法"1曲のみですが、来る11/7には1st Albumもリリースされるとのことなので、気になる人はそちらもチェックしてみてはいかがでしょう。以上、駆け足でしたが紹介記事でした。

 

 

 

『anan』2117号にチャットモンチーのライブレポ

ご無沙汰してます。今週発売のanan (2018.9.12号) に、チャットモンチーラスト武道館のライブレポが掲載されているので軽くご紹介。

 

anan(アンアン) 2018年 9月12日号 No.2117 [熱狂の現場。]

 

どんな内容かというと、チャットモンチーを含め10組のアーティストが「熱狂の現場」というタイトルで特集されています。「現場」と題されているだけあって、主にライブがメイン。

 

そしてそのチャットのライブレポを執筆しているのが、チャットにも所縁の深い西加奈子さん。武道館でも披露された"例えば、"の作詞も彼女のペンによるものですね。

 

内容について具体的には書きませんが、いわゆる音楽誌や音楽ライターさんとも違う切り口のライブレポなので (レポというよりエッセイのよう)、またひとつ新鮮な視点を発見できるかもしれません。また、当日演奏された曲名が多く出てくるのですが、これが文章のリズムと相まって読むにつれて次第に熱を帯びていきます。チャットの曲名って何となく口にしたくなるよねと思ったり。

 

武道館の映像作品のリリースも近づきつつあるので、今一度当日の余韻を振り返ってみるのも乙でしょう。チャットと西加奈子さんのこれまでを知っている人からするとニヤリとする表現もあるのでぜひ。ちなみに4ページと、そこそこ大きく載っています。

 

 チャットに関してはこの4ページだけなのですが、(おそらく偶然とはいえ) チャットに関係の深い人々が他のページにもいらっしゃったので一応そちらにも触れておきます。

 

まず、宇多田ヒカルさんの特集にいしわたり淳治さんが登場しています。言わずと知れたチャット初期のプロデューサーですね。宇多田ヒカルという天才について、その魅力は何なのかということを分析する内容なのですが、歌詞について作詞家ならではのコメントを寄せています。

 

次に出てくるのはチャットの舞台監督としてもお馴染み (?)、萩原克彦さん。「熱狂を生む」会場として武道館と東京ドームが紹介されており、2会場の歴史や特色について解説してくれています。柴那典さんの解説も一緒に載っているのですが、歴史や意義の面から解説する柴さん、実際の設営や運営の面から解説する萩原さんと、別々の視点からの解説が読めてそのコントラストが面白いです。

 

とまあこんな感じで色々と載っているので、普段anan読まないよ!って人もちらっと覗いてみてはいかがでしょう。ワタシも人生で初めてananを購入しましたが、意外と面白く読めるところが多くありましたね〜。それではまたいつか。

 

 

 

『いっぴき』(Book / 2018)

 ムササビです。

いっぴき (ちくま文庫)

 

2018/6/10、筑摩書房より刊行。チャットモンチーを脱退し作家になってからの6年間、つまり2011年後半〜2018年前半までに書かれた文章が集められたエッセイです。帯はあっこちゃん、解説はえっちゃんということも話題になりました。"砂鉄"の歌詞提供も同時期でしたね。

 

6年分ということもあり、様々な時間の経過が見えるのがこのエッセイの面白いところです。がむしゃらさに溢れる前半から、後半に進むにつれ目に見えて文章が洗練されていく様は、見ていて痛快でさえあります*1。優れた器楽のプレイを見て得られる快感に近いといえば伝わるでしょうか。その一方で彼女の書く歌詞でも印象的な、軽快な比喩はいつどの時期の文章でも見られるので不思議と統一感もあるのです。

 

また、生活や表現の視点は内から外へと広がっていきます。それでいて3章では再びごくごく身近な話題に戻り、2018年版『思いつつ、嘆きつつ、走りつつ、』といった趣となるところに、1冊の本としてのリズムが感じられますね。

 

とまあ時間の経過による変化をおすすめしましたが、本人による前書きにもある通りにどこから読んでも楽しめるのも間違いないので、つまみ喰い的に気になるところから読むのもまた一興でしょう。かくいうワタシも3章から読み始めましたし。

 

 さて、そんな『いっぴき』ですがワタシ的に印象的だったのは、1章収録の"書かなくなる日が来るとしたら"でした。"ハナノユメ"や"片道切符"の原型が大学時代に作られたという記述も個人的には初耳で嬉しかったのですが、それはちょっと置いておきましょう*2

 

印象的だったのは歌詞の初出の話ではなくて、彼女が「歌詞と詩は似て非なるもの。(p.20)」と書いていたことでした。これはえっちゃんが解説で「チャットモンチーの歌詞は、詩として成立しているものが多くて、(後略) (p.342)」と書いていることとはやや対照的で、その両者が1冊の中に共存しているのが面白かったです。

 

このブログの古い記事を知っている人はお分かりだと思いますが、ワタシはえっちゃんの歌詞に惹かれてチャットモンチーを好きになった人間なのですね。そんなワタシですが歌詞と詩に対するスタンスはくみこんの方に近くて、歌詞と詩は別物だと思っています。

 

歌詞においても詩においても重要なのは、その選ばれた言葉によるリズムでしょう。ワタシの好きな萩原朔太郎さんも、『月に吠える』の序文で以下のように書いています。

 

私の詩の読者にのぞむ所は、詩の表面に表はれた概念や「ことがら」ではなくして、内部の核心である感情そのものに感触してもらひたいことである。私の心の「かなしみ」「よろこび」「さびしみ」「おそれ」その他言葉や文章では言ひ現はしがたい複雑した特種の感情を、私は自分の詩のリズムによつて表現する。併しリズムは説明ではない。リズムは以心伝心である。そのリズムを無言で感知することの出来る人とのみ、私は手をとつて語り合ふことができる。

 

萩原朔太郎著『月に吠える』(1917)  より引用

 

 

しかし、歌詞はメロディや和音などといった音楽的要素によってもリズムを表現することができます。雑な例えではありますが、コーラスで曲名を連呼するだけの曲にも謎の高揚感があるように、やはり歌詞は歌われて何ぼのものでしょう。そこが歌詞と詩の一番大きな違いだと思うのです。もちろん、どちらが優れているなどといった話ではないですが。

 

...こんな感じでこの章に限らず、随所で綴られる創作観がワタシのアンテナにはよくひっかかりましたね*3。このブログ的にはこれが平常運転です。あとは大学時代の軽音部の話が、いつの時代どこの大学生も変わらないなあと親近感湧きました。彼女の創作や表現の裏側も垣間見えるこのエッセイ、未読の方いらしたらぜひ手にとってみることをおすすめして、このエントリを締めようと思います。読んでくれてどうもありがとう。

 

 

 

*1:この表現が正しいかどうかはさておき

*2:ワタシはチャットの歌詞がいつ頃書かれたか知りたいオタクです

*3:とある章でMEGADETHDOKKENといった名前が出てきてびっくり。チャットモンチーのエクストリーム成分の多くはえっちゃんによるものと思っていたので

こなそんフェス2018のオフィシャル・レポートが公開他

もうこなそんから1週間以上経ったんですね。早いような、やっぱり早いようなです。

 

さて、そんなチャットのラストステージとなったこなそんフェスのオフィシャル・ライブレポートが公開されました。

 

↓リンクです

チャットモンチーのこなそんフェス2018レポート | CHATMONCHY

 

レポートの文章は本間夕子さん、写真は古溪一道さんと上山陽介さん。チャットにまつわる文章ではおなじみの顔ぶれですね。

 

特に、チャットや各バンドのMCがこと細かに載っているのがオフィシャルならではでいいですね。ワタシのブログでも2日間の感想は書いたのだけれど、MCとかは間違った意図が伝わったら嫌だなあと思ってほぼほぼカットしました。特に面白かった / 良かったyonigeやHump BackのMCは、ぜひこのオフィシャルのレポートで確認or再確認してみてください。

 

というだけの、短い紹介記事を書こうと思いましたがせっかくなのでもう1つ。徳島新聞webでの連載の最終回が更新されていました。なお、公開されたのは21日、つまりこなそんフェス当日ですね。

 

↓リンクです

チャットモンチーになりたい~第3章~ チャットモンチーのよまなそんそん新聞【5】最終回|徳島の話題,文化・芸能|チャットモンチー|徳島新聞

 

早速こなそんフェスの写真も使われているこの記事、担当したのはあっこちゃんです。くみこんとの出会いについて触れられており、武道館についても書かれているのでこちらでも余韻に浸ってみるのが乙でしょう。

 

以上、チャットにまつわる記事紹介でした。

こなそんフェス2日目 at アスティとくしま 2018/07/22 感想

2日目の感想です。初日の感想はこちら↓

ddfl.hatenablog.com

 

 前日は買えなかったグッズを買うべく、早起きしてアスティに向かおうと思うも二度寝×2で結局全然早くない時間の出発に。MLBの中継をだらだら見てましたが、エンゼルスグランドスラムを被弾したところでTVを消し、アスティに向かう。行きのバスの運転手さんが阿波弁をいろいろ紹介してくれてちょっと和みました。

 

ほどなくして会場に着くと、すでにグッズの待機列がとんでもない。今日も無理だなと早めに観念しました。サラバちゃんくまTシャツ。

 

そんな訳でそそくさとリストバンドを交換し、12時頃には会場入りしました。今日の席を確認すると、前日 (中央ブロック) とはうって変わって端のブロックの端っこも端っこ。これステージが見切れるやつじゃん。ラストステージの今日こそ真ん中で見たかったな...とか思っていましたが、この思いは意外なほうへと向かうのでした。

 

開演は13時なので、そこそこ手持ち無沙汰に。外のフードエリアは大層な人混みだったので、屋内で昼食にしようと思い、こなそんショップさんでフィッシュカツを頂く。が、これが思いがけず大ヒット。香辛料の効いたパンチのある味で、なかなかクセになりそうな味でした。実はこの日、もう一回食べようと思って再び店を覗きましたが、既に売り切れていたようで残念でした。美味しかったです。

 

さて、再び会場の話へ戻ります。この日も開演前に、チャットのふたりが前説に上がりました。本日のMC、宇都宮まきさんと共に注意事項の説明をしてから、遂に2日目の火蓋が切って落とされました。

 

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こなそんフェス1日目 at アスティとくしま 2018/07/21 感想

チャットモンチー最後の勇姿を見るべく、徳島に上陸してきました。

 

当日の開場は11時。ですが当のワタシは11時になってもまだ徳島を目指すバスの中でした。まあ開演は13時だし、間に合うでしょうと呑気に構えていました。

 

間に合いました (何のフリだったんだ)。徳島駅からの臨時バスはかなり混み合っていましたが、開演までには余裕で辿り着く。リストバンド交換もまあまあスムーズに完了。

 

ただし、グッズの待機列がとんでもないことになっていました。すだちちゃんくまTシャツが欲しかったのだけれど、止むを得ず断念。空いたら様子を見に行こうと思っていましたが、その時にはもう売り切れとなっていました。いと悲し。

 

ところで、会場の1階アリーナ部分は全席指定となっていました。恥ずかしながらワタシ、チケットに席番号が記載されていることに気づいたのが前日だった*1 (スタンディングかと思ってた) ので、自分の席がどの辺りかを確認すると中央ブロックの結構前の方でラッキーでした。

 

そして13時。前説としてチャットのおふたりと初日のMC、小藪千豊さんが登場。注意事項などを説明したのち、最初のライブアクトが呼び込まれました。

 

*1:そんなことってある?あるのだなあ

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